工事日報と予定日報で確実な利益管理を実現しよう!
工事日報と予定日報で確実な利益管理を実現しよう!
工事日報とは会社毎にその様式や内容は様々ですが、いくつかの目的があります。
労務の出面確認、作業の出来高や進捗、発生した原価や損益、作業報告、連絡事項など。
これらを経営方針に基づいて目的を明確にして、どのような工事日報にするのかを決めておく必要があります。
また当たり前のことですが、今後は建設業界にも働き方改革による労務管理をきちんと行う事が求められますので早めに準備しておくことが必要です。
実行予算管理における工事日報とは?
実行予算管理における工事日報に必要なものとして、「出来高、原価、損益」この3つは必須です。
そしてこの3つを表すために、当日の作業内容ごとや工事全体の集計など、迅速な経営判断や明日の作業段取りに反映できる情報が工事日報に求められます。
工事日報は会社と現場の経営に活かされていますか?今一度見直す必要があれば、この3つを思い出してください。
実行予算管理における工事日報の作成手順
実行予算管理における工事日報の作成について、ポイントはやはり「出来高」です。
この出来高を工事日報に取り入れることができる、実行予算管理の実践が必要不可欠です。日々発生した原価を集計することは簡単です。
また出来高を確認できれば損益も計算できます。出来高を確認し、工事日報に反映させリアルタイムな実行予算管理を実践しましょう。
実行予算管理 における工事日報の作成方法
エクセルを利用する場合は工種毎の実行予算単価を用意して管理しやすい作業グループにすることをお勧めします。
そうすることで出来高を簡単につかむことができます。
また市販のシステムを利用する場合はやはり出来高を管理できるものを導入することをお勧めします。
明日の作業段取りを改善できる工事日報管理を行おう!
実行予算は工事全体の予定原価を積み上げていることになります。
本日の作業が終了し、明日の作業段取りがわかっている前日に明日の予定日報を考えてみましょう。
明日の作業段取りから予定原価を計算し、明日の予定作業の実行予算単価から目標とする作業量を計算することで、明日の採算分岐点が見えてきます。
頭の中の経験と勘だけでなく、出来高を管理できる簡単な日報管理に変えることで、実行予算管理の改善と現場担当者の成長を実現できるのです。